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  • 平家物語

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INTRODUCTION

800年の時を超える祈りの物語

《祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす》

平安末期。平家一門は、権力・武力・財力あらゆる面で栄華を極めようとしていた。亡者が見える目を持つ男・平重盛は、未来(さき)が見える目を持つ琵琶法師の少女・びわに出会い、「お前たちはじき滅びる」と予言される。

貴族社会から武家社会へ――日本が歴史的転換を果たす、激動の15年が幕を開ける。

STAFF

  • 原作 ◉ 古川日出男訳「平家物語」河出書房新社刊
  • 監督 ◉ 山田尚子
  • 脚本 ◉ 吉田玲子
  • キャラクター原案 ◉ 高野文子
  • 音楽 ◉ 牛尾憲輔
  • アニメーション制作 ◉ サイエンスSARU
  • キャラクターデザイン ◉ 小島崇史
  • 美術監督 ◉ 久保友孝(でほぎゃらりー)
  • 動画監督 ◉ 今井翔太郎
  • 色彩設計 ◉ 橋本賢
  • 撮影監督 ◉ 出水田和人
  • 編集 ◉ 廣瀬清志
  • 音響監督 ◉ 木村絵理子
  • 音響効果 ◉ 倉橋裕宗(Otonarium)
  • 歴史監修 ◉ 佐多芳彦
  • 琵琶監修 ◉ 後藤幸浩

CAST

  • びわ ◉ 悠木碧
  • 平 重盛 ◉ 櫻井孝宏
  • 平 徳子 ◉ 早見沙織
  • 平 清盛 ◉ 玄田哲章
  • 後白河法皇 ◉ 千葉繁
  • 平 時子 ◉ 井上喜久子
  • 平 維盛 ◉ 入野自由
  • 平 資盛(幼少期) ◉ 小林由美子
  • 平 資盛 ◉ 岡本信彦
  • 平 清経 ◉ 花江夏樹
  • 平 敦盛 ◉ 村瀬歩
  • 高倉天皇 ◉ 西山宏太朗
  • 平 宗盛 ◉ 檜山修之
  • 平 知盛 ◉ 木村昴
  • 平 重衡 ◉ 宮崎遊
  • 静御前 ◉ 水瀬いのり
  • 源 頼朝 ◉ 杉田智和
  • 源 義経 ◉ 梶裕貴

MUSIC

  • オープニング・テーマ 「光るとき」 ◉ 羊文学
  • エンディング・テーマ 「unified perspective」 ◉ agraph feat.ANI(スチャダラパー)

原作 ◉ 古川日出男

日本人の誰もが知るはずの「平家物語」を、ほとんどの人間は誤解していると私は思う。この長大な物語の、全体のほんの何パーセントかの、しかも誇張されたエピソードにしか普段は接することがないと思うから。通読してみれば、そこには「戦争をすることは悲しい。恐ろしい」と訴える感情が充満しているとわかる。「戦死者たちを鎮魂しなければ。あらゆる死者たちを弔わねば」との切実な思いにも満ちている。そして、戦場では主役となる男性たち以外に、そうした現場には立つことの少ない女性たちのドラマも描かれているのだという事実。いったい誰が、「平家物語」の主役は女たちでもあるのだ、と理解したか? 私は「このTVアニメ版は、したぞ」とここに断じる。それも鮮烈にだ。痛烈にだ。原作の「平家物語」が秘めていた決定的なポイントにこのアニメ版は迫っていて、だからこそ視聴する私たちの胸にも迫る。主役のびわは、あなたの琴線を鳴らす。

監督 ◉ 山田尚子

確かに生きた人たちの、大切な物語に
真摯に向き合いたいと思いました。

「平家物語」は宇宙のように果てしない存在だと思っていましたが、とても色鮮やかで、実に情の深い作品でした。どうかみなさまの心に沁みていけますよう。
よろしくお願いいたします。

脚本 ◉ 吉田玲子

この座組でこのタイトルをやるということに、わくわくしました。山田監督で「平家物語」。
高野文子先生がキャラクター原案(「棒がいっぽん」という短編集はどれだけ読み返したかわかりません)。そして脚本を書き終えたとき、これは我々の『物語を語ることへの再宣言』なのだと感じました。
栄え滅び、時代は変わり、人は命を終える。ですが、物語は煌めきを保ったまま、生き続ける。そこに勇気をもらいました。

キャラクター原案 ◉ 高野文子

はじめに重盛さんを描きまして、次に平家の兄弟さんを、歳の若いほうから順に描いていきました。
どの人もハンサムで、わたしのマンガには出てきようのない、素敵な男性ばかりなんですよ。
作業の中程で、監督の絵コンテを見せてもらいました。
両のお目々が離れぎみの、まん丸顔が、用紙のあちこちに描かれていまして、それが「びわちゃん」だとわかった時など、嬉しかったですね。
新鮮な体験をたくさんしました。機会をくださった皆さまに感謝いたします。

音楽 ◉ 牛尾憲輔

作曲に手を付けるより以前、アニメ「平家物語」はどういう作品なのかずっと考えていました。
多数の登場人物、大きな歴史の流れ、という物語に対峙すると
どこから手を付けていいのか、音楽は何を描けば良いのか、大変苦慮していました。

しかし、この物語は大きな歴史物語以上に、-監督の言をお借りすれば-
“確かに生きた人たちの”、ひとつひとつの物語でありました。
喜び、怒り、哀しみ、笑ったひとりひとりのお話です。
その全てとともにあった音楽であれ、と願っています。

キャラクターデザイン ◉ 小島崇史

オモしろいので見てね!!

オープニング・テーマ ◉ 羊文学

COMMENT / 羊文学・塩塚モエカ

この作品は、原作で描き出される平家の魂に対して、並々ならぬ思いをもって作られています。台本を読むたびに、傲慢なイメージで語られがちな平家の人々の、人間らしく美しい側面を知りました。そんな姿を、私たちなりに讃え、照らし出す曲を作ることができたと思います。今までに抱いたことのないような、複雑で尊い感情を教えてくれる物語に出会えたこと、そしてその一部を担わせていただけたことを心から光栄に思い、感謝しています。

エンディング・テーマ ◉ agraph feat.ANI(スチャダラパー)

COMMENT / agraph(牛尾憲輔)

共に歩んできたからこそ、作ることができました。
この万感は、言葉が見つかりません。

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