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右目で未来(さき)を見ることのできる琵琶法師の少女。父を平家の武士に殺されるが、縁あって重盛邸で暮らすことになる。
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平清盛の長男。人格者として広く尊敬を集めるが、本人は清盛と諸方面との板挟みで気苦労も多い。亡者を見ることのできる左目を持つ。
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重盛の妹。その快活さと聡明さで従弟たちからも好かれている。びわの良き話し相手。
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武力と財力で太政大臣にまで上りつめた豪傑。出家してからもその野心は留まることを知らない。口癖は「おもしろかろう?」
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平氏との協力体制のもと院政を敷く法皇。重盛を重用しているが、清盛のことは警戒している。
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清盛の妻。奔放な夫に時に振り回されつつも、しっかりと手綱は握っている。
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重盛の長男。心優しいが臆病な一面もある。舞を得意としている。
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重盛の次男。生意気で勝ち気なため、びわとは何かと衝突しがちだが、思慮深い一面も持つ。
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重盛の三男。人懐こく、率直な物言いで兄達にも遠慮がない。横笛が得意。
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清盛の甥。重衡・清経を慕っている。涼やかな容貌だが性格は一本気。
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後白河法皇の息子。8歳で天皇に即位した。徳子とは従姉弟の関係にあたる。
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重盛の弟。傍若無人な部分もあるがどこか憎めない。重盛・清盛亡きあと、平家の棟梁となる。
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宗盛の弟。勇ましく包容力があり周囲からの信望も厚い。宗盛に代わり一門を引っ張ることも。
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知盛の弟。武勇も教養もあり、源氏側からも一目置かれている。
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びわが京の町で出会った白拍子の少女。同じ白拍子の月・あかりと連れ立って旅をしている。
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伊豆に流刑になっていた源氏の武将。周囲からの声に推されつつ、挙兵を決意する。
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頼朝の弟。源氏の総大将として各地でめざましい戦績を上げている。